外国人であるということ!

人間は2人として同じ人生を送ることはないであろうし、みな違った悩みや夢を持つであろう。人生を根本から変えたいと思った時、海外というのは一つの選択肢ではあると思う。

外人と言うと、街で見かけるいわゆる外国からの人たちの事を言う。日本にずっといると外人と言う概念はそれぐらいのものだ。ましてや自分と外人という言葉の共通点など考えることもないであろう。自分とは全く関係のない事のように思うはずである。だが海外に降り立った瞬間この関係が逆転する。

日本にいると自分は一億数千万の一ということであり、外見的にもその他大勢の一部にすぎない。一歩海外に出て行くと、自分の存在自体が特別に感じられるのを経験した事はないだろうか。外国に行ったとたんに自分が外人と化するという現実。外人として扱われる自分に遭遇する。

ぼくはなぜか外人であるということに不思議と言いようのない心地よさをずっと感じて来た。自国にいればこのような感情はなかなか生まれない。何か自分が特別な存在になったような感じさえすることもある、、、。

自分は何一つ変わってはいないのであるが、回りの自分に対する態度が変わって来る。日本に来た外人が自然とちやほやされて日本を気に入り永住を決め込むのもこの観点からすると理解できる。日本にいる外人さんにとってはここが新天地なのである。

新天地に行くとさまざまな苦難が待ち受けている現実は否定できないのであるが、未知の世界に遭遇していく爽快感ワクワク感はなんともいいがたい。ぼくは生涯を通してこの爽快感を追求してきた。数々の問題を一つ一つ解決して行くのは実に楽しいプロセスだった。見知らぬ所に行くと不思議とやる気が出たのであった。

自分が外人になるという事で全ての世界観が変わって来る。今まで見えなかった世界観が見えて来る。日本では世間体を気にしていたようなことも何の抵抗もなくスタートできる土壌がそこにはあるのだ。

ぜひ外人に一度はなってみよう。無限の可能性が開花するかもしれない。自分の夢が実現できるかもしれない。未知の世界こそ夢の世界なのかもしれない。